この度は弊社ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社はいわゆるベンチャー企業です。せん越ながら私なりにベンチャーを言い換えると「それまで無かった商品すなわち発明品を売る事業者」ということです。(ベンチャー企業というのは和製英語で、外国では通用しません。英語では startup company と言います。スタートアップは個人投資家から出資を募り、短期間で急成長を目指すギャンブル的な特徴がありますが、その意味では当社は、というか日本にはスタートアップはほとんどありません。)
それまで無かった商品を考え出す作業が発明であり、多くの発明は技術者によって行われます。私はかつてメーカーの研究所に勤める技術者として少々の発明をしましたが、当時はそれがどれほど事業の拡大につながるかという点には、正直な話あまり興味を持っていませんでした。
今、自分が会社を興して感じるのは、技術者の独りよがりは何の価値もない、ということです。たとえ今まで誰も思いつかなかった独創的で画期的なアイデアであっても、いくら技術的に高度でも、いくら技術者として面白いと感じても、考え出された商品がお客様に受け入れられるものでなければ、それは技術者の自己満足以上の価値はありません。
今回、幸いにも自信を持ってお客様に提供できる発明品を発売する運びとなりました。しかし、この商品の価値を判断するのはお客様一人ひとりです。このような考えから、あえて商品の通常価格のようなものは決めず、1ヶ月ごとに、予約状況により価格を変動する販売形態とさせていただきました。予約が殺到すれば翌月の価格が上がり、閑古鳥が鳴けば価格が下がるという単純なシステムです。
ぜひとも枕マットにご興味を持たれたお客様は、時価でご購入いただき、存分にその正直なご感想を広めて、将来の価格決定プロセスにご参加ください。もっとも、当社ホームページをご覧になってご購入に至らなかったお客様も、その時点で価格決定プロセスに参加されていることになるのですが・・・。
最後に少しだけおことわりさせていただきますと、枕マットは発明品ですから、生まれたばかりの赤ちゃんのような商品です。まだ誰も気づいていない長所も欠点も数多くあると思います。発明者の責任として、自分の子供のように、小さく産んで大きく育てていく所存です。今後とも長所を伸ばし欠点を減らす努力をしてまいりますので、お客様には厳しくも温かい目で枕マットの成長を見守っていただければ幸いです。
代表取締役